月号
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七代目柳橋春風亭柏枝
 落語芸術協会春風亭柏枝が大看板八代目柳橋を襲名。披露は9月下席(21日〜30日)の当末広亭から始り、浅草、池袋の定席をまわり興行。
 柏枝は82年5月先代(七代目)柳橋に入門して前座名をべん橋、86年9月十代目柏枝を継ぎ二ツ目、94年5月真打に昇進。師匠の先代柳橋は04年10月、69歳で亡くなっている。柳橋の名前を全国区にしたのは六代目柳橋。同協会の初代会長を昭和5年から40年余歴任。戦後まもなくから放送のNHKラジオ「とんち教室」のレギュラーとして大人気をはくした。

 落語協会もめでたく9月に5人が真打に昇進。当席は10月上席(1日〜10日)夜の部に昇進興行。新真打は、圓歌門下あし歌改め三遊亭歌橘、同、歌彦改め三遊亭歌奴、栄枝門下栄助改め春風亭百栄、志ん橋門下志ん太改め古今亭志ん丸、圓菊門下の菊可改め古今亭菊太楼の5名。
小さんまつり 落語界初の人間国宝五代目柳家小さんの七回忌追善興行<小さんまつり・一門勢ぞろい>が6月上席夜の部に特別興行として昼夜入替え制で公演された。五代目一門は百名を超すため、孫弟子の出演はなく直弟子と特別ゲストで番組は進行。一門ならではの企画として、柳家の十八番『気の長短』の一席を10人の弟子が連日口演。また、中入り後の座談も毎日テーマをかえて行われ、追善興行は大盛況のうちにおひらきとなった。写真は座談会「戦中の小さんを知る二人」の圓歌(中央)と金馬、司会(左)さん八。

 平成15年に82歳で亡くなった爆笑落語の春風亭柳昇の名著が、新たに年譜、日記、未公開写真を入れて、寄席ファンおなじみの<うなぎ書房>から発刊。1785円。
桃太郎、円生、志ん生、小さん、文楽
 開局満2年も経たぬ昭和28年7月にラジオ東京(TBS)は、志ん生、文楽、圓生、桃太郎、小さんと専属契約を結んだ。ところが志ん生は他局にも平気で出演、専属の意味がわからなかったらしく、そんな面倒な事ならよすよ、と翌年6月辞めてしまう。それでもラジオ東京は、すぐに今度は、柳好、正蔵、圓遊と契約、都合7名の噺家が専属となったのでラジオ東京ならぬラクゴ東京だ、と世間から言われたそうである。写真は左より、桃太郎、圓生、志ん生、小さん、文楽(提供・おふいす狸)。

 落語協会の芸人たちがお客様と交わる夏の行事「円朝まつり08」が、8月10日(日)午前11時より、谷中の全生庵で行われる。くわしくは告知チラシ、叉は、落語協会(03−3833−8563)まで。

昼の部 昼の部 昼の部
瀧川 鯉昇 古今亭 志ん輔 三遊亭 遊三
たきがわ りしょう ここんてい しんすけ さんゆうてい ゆうざ
夜の部 夜の部 夜の部
桂 歌春 三遊亭 円丈 春風亭 小柳枝
かつら うたはる さんゆうてい えんじょう しゅんぷうてい こりゅうし
 <楽屋マイク>でお知らせしたように、来る8月10日の日曜日、谷中全生庵で「円朝まつり」が行われる。その日の夜6時からは、昭和32年からはじまって今日まで毎年公演の落語会「円朝祭」(有楽町よみうりホール)があり、その会には歌春も出演する。師匠の歌丸が、円朝作『怪談乳房榎』を全編、60分余にわたり口演する。
 円丈は名古屋市生まれ。もう一人協会はちがうがノコギリ漫談の都家歌六がいる。歌六はレコード店の、円丈は写真店の息子として育った。ここ数年、ナゴヤは活気づいている。タクシーの運転手から、さすが酒類ではないが品物をもらう事にある、東京ではまずありえない話。
 小柳枝は噺家になったのは29歳のとき。最初の師匠である先代柳好(92年72歳で没)も遅い年齢で入門した事もあって入門をゆるした。今では40代でも弟子入りという例もあるから驚く。小柳枝はその後、柳昇門下へ、故柳昇一門は、桃太郎、鯉昇、昇太らが大活躍。落語芸術協会幹部として、また、柳昇一門の総帥としても、小柳枝の存在は大なるものがある。
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