寄席だより十月号
上席夜は真打披露 落語協会の4名
 今月上席(かみせき、1日~10日)夜の部は落語協会4名の真打披露興行。
 新真打のプロフィールを記します。
  • [古今亭 志ん雀] 06年志ん橋に入門。07年3月志ん坊の前座名で 寄席に入る。10年9月二ツ目。志ん吉と改める。21年9月真打昇進、志ん雀。 東京都練馬区出身、早稲田大学文学部卒。
  • [柳家 さん花] 06年さん喬に入門、07年小んぶの名でスタート、 10月9月小んぶのまま二ツ目、21年9月さん花と改め真打昇進。千葉県習志野市出身、東京 農業大学を中退してさん喬に弟子入り。
  • [柳家 緑也] 06年花緑に入門、07年4月緑君(ろっくん)の名で初高座、 10年9月二ツ目、21年9月緑君改め緑也で真打昇進。名古屋市港区生まれ、 南区育ち、県立名古屋南高校を中退して噺家に。90年生、平成生れの真打が誕生。
  • [柳家 花いち]
     06年花緑に入門、07年4月花いちの名で前座、 10年9月二ツ目、21年9月真打。前座から真打まで、花いちで通す。 静岡県浜松市生れ、岐阜聖徳学園大学卒
 当席で新真打が主任をつとめる の日は、志ん雀<3日(日)、4日(月)>、さん花<6日(水)、10日(日)>、緑也<2日(土)、 8日(金)>、花いち<1日(金)、5日(火)、9日(土)>。
来年3月は女流2名をふくむ4名が真打に 落語協会

三遊亭美るく

春風亭ぴっかり

鈴々舎八ゑ馬

林家はな平

 落語協会は2022年3月にも4名が真打に昇進 。うち2名の女流真打が誕生する。
 4名は歌る多門下三遊亭美るく。小朝門下春風亭ぴっかり 。馬風門下鈴々舎八ゑ馬。正蔵門下の林家はな平。昇進で真打名を改めて名のる者もいるので、決まり 次第お知らせします。

 
上方落語界の重鎮 笑福亭仁鶴師匠、逝く
 人気の笑福亭師匠が8月17日に84歳で亡くなった。61年六代目笑福亭松鶴門下。マスコミの寵児 として活躍した。74年上方お笑い大賞。「バラエティ生活笑百科」(NHK)の司会を30年以上にわたり つとめた。現上方落語協会会長笑福亭笑福亭仁智は仁鶴の総領弟子。
  •  志ん雀、さん花、緑也、花いちの真打昇進を祝う落語会主催のパーティは、8月末に行われる事になっていたが コロナ感染者の急増により突然中止となった。同協会約1年半ぶりのパーティを楽しみにしていた出席予定者もが っかり。
  •  先月から上映の「浜の朝日の嘘つきどもと」で、実在する映画館の支配人役で出演しているのが、今や忙しさでは トップにいるのではないかと思われる柳家喬太郎。映画館も寄席も現状は同じだ。ピンチの日本文化の現状、力を合わせて 頑張ろう!
  •  今月、三代目古今亭圓菊が誕生する。お客様の中には先代・二代目圓菊の高座が脳裡にうかぶ方も多いだろう。 斜にかまえて肘(ひじ)を張る独特のポーズ。その人気は寄席から生れ、寄席で育ったものだった。
  •  三代目圓菊は89年に父である先代圓菊に入門。菊司から二ツ目で菊翔。21年10月三代目圓菊を襲名。 なお初代圓菊はあの志ん生(二代目圓菊の師匠)が名のっている。
  •  昭和5年(1930)10月11日に落語芸術協会は創立。初代会長は六代目春風亭柳橋(現柳橋は八代目)。会長 を昭和47年まで務めた。
  •  若くして売れた柳橋は関東大震災の折、ある席亭から当時のお金で弐百円を借り前座や下f座はもちろん困っている 楽屋仲間にも配ったという、会長就任は31歳の時だった。
  • 「落語芸術協会が創立したのは今月なんだって」
  • 「年月日が落語協会とくらべてはっきりしてるからね」
  • 「今年が創立91周年になる」
  • 「昨年の90周年はできなかった」
  • 「こうなりゃ、100周年をめざして」
  • 「2030年で一世紀か。それにしても最近の落語芸術協会の勢いはスゴイッ」
  • 「昨年2月の神田伯山の真打昇進襲名披露、10月はA太郎、鯉八、伸衛門の真打 昇進、今年2月の宮治も大盛況!」
  • 「毎日、2階席を使っていたからネ」
  • 「トリがおわって幕がおりる。するとカーテンコールが起きて幕が再びあがる」
  • 「最近の現象だネ」
  • 「最近の現象といえば、同協会色物芸人も多くなった」
  • 「そう、人数にすると100名を超しているよ」
  • 「ザ・ニュースペーパーだけでも10人いるからな」
  • 「クラシック音楽の指揮者形態模写の好田タクト」
  • 「まさか、末広亭に小澤征爾やカラヤンが出てくるとは夢にも思わなかったよ
  • 「なぞかけのねづっちも落語とちがっていいネ」
  • 「ネタが明るくて現代を語っている」
  • 「同協会の色物については来月もつづけることにしよう」