今月下席夜の部は 三代目桂小南襲名興行
 9月下席(21日~30日)夜の部は落語芸術協会の小南治改め三代目桂小南の襲名披露が行われる。
 三代目小南は61年(昭和36年)10月20日に父は二代目紙切り林家正楽の長男として、 埼玉県春日部市に生まれた。80年3月先代・二代目小南に入門前座名南らく、84年8月二ツ目で南楽、93年5月真打に昇進し小南治と改名。10年には芸術祭優秀賞を受賞。実弟は紙切り林家二楽で共著に「父ちゃんは 二代目紙切り正楽」(うなぎ書房)がある。
 三代目小南の師匠と父親を紹介すると、
◇二代目小南(1920~1996)、京都府生まれ、関西の落語を関東にもわかるように努力、小南落語を定着させた。 師匠は先代・三遊亭金馬で、現金馬や戦後の爆笑王歌笑とは兄弟弟子。
◇二代目正楽(1935~1998)、54年八代目正蔵に入門。67年小正楽から二代目紙切り正楽を襲名。”私の紙切り芸はまさにカミワザ(神業)です” で客席を笑わせていた。
11月にも小円歌が立花家橘之助を襲名
 落語協会三味線漫談三遊亭小円歌が11月に二代目立花家橘之助(たちばなや・きつのすけ)を襲名。当席は11月中席(11日~20日)昼の部に襲名興行。
 初代橘之助は俗曲の世界から、みずから浮世節 と名のり家元となった女流名人。モデルとなった演劇舞台「たぬき」では女優故山田五十鈴が演じたことでも話題となった。
落語協会の真打披露 三木助、こみち、志ん五 いよいよ来月上席に

 落語協会の馬生門下三木男改め五代目桂三木助、燕路門下で女流の柳亭こみち、志ん橋門下志ん八改め二代目古今亭志ん五の真打昇進、当末広亭は来月上席夜の部に行われる。写真は昇進の挨拶で当席に来た新真打と師匠と市馬会長(7月21日、 当席・林美也子常務撮影)。なお、主任をつとめる日は、三木助(3、6、9日)、こみち(1、4、7、10日)、志ん五(2、5、8日)。


 三代目小南が真打に昇進した93年5月上席の当席に、小南の父親二代目正楽も主任の新真打の前(寄席用語でヒザ)に出演した。  落語協会の正楽が落語芸術協会の興行出演は異例中の異例。当時、当席の杉田恭子席亭の心からの計らいによるものだった。
 両協会がそれぞれ主催する、芸人とファンが合流する集いが今月行われる。落語協会<謝楽祭>は3日(日)10時より16時まで、湯島天満宮で、雨天も決行。落語芸術協会<芸協らくごまつり>は24日(日)、 芸能花伝舎(西新宿六丁目12の30)、10時より。大阪でも2日、3日の両日、<彦はちまつり>が生国庵(いくたま)神社で開催。
 その大阪も襲名が二つ。三喬改め七代目笑福亭松喬の襲名公演が10月8日(日)に大阪の松竹座で昼夜にわたって行われる。柳家さん喬(昼)、柳亭市馬(夜)も出演。来春には、春之輔が四代目春団治を襲名 することも決まった。
 落語協会にいま話題の色物が3組入会した。<めおと楽団ジキジキ>(きよし・かおるこ、の夫婦音曲漫才、<おしどり>(ケンとマコ、ケンはハガネ細工、マコはアコでシャンソンも)、<米粒写経>(居島一平・サンキュータツオ はマスコミでも活躍。
 9月20日は初代三平の命日で80年、54歳で没。正蔵の子林家たま平が前座修業をおえて11月二ツ目に昇進する。
立派なお医者さんが105歳で亡くなった
あの地下鉄サリン事件の時、先頭に立って働いたのが85歳のころだって
”意欲と目的をもって働く者は年をとるヒマがない、創造的な人間は80歳でも若い”と言った作家がいる
噺家で、80歳すぎてからも元気で活躍した人は?
名前は伏せるが、楽屋で下座さんのお尻をさわるクセの老噺家がいた
そっちの方の活躍かい
さわられた老女の下座さんは、翌日口紅をつけて楽屋に入ってきた
おやおや
彦六師匠や小さん師匠は80歳をすぎてからも元気な高座だったな
小さんが人間国宝になったのは80歳、87歳で亡くなったけど、剣道は84・5歳まではやっていた
60歳になった長島茂雄さんが感想をきかされて、”何しろ初めての還暦ですから”と言ったけど、二度目の還暦をむかえる人も将来出てくるよ
噺家一の長老、92歳の米丸に、”師匠ッ、100歳まで生きて下さい”、すると米丸師匠は、”それ以上生きてはいけないですか”って
米丸師匠も二度目の還暦だ

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