新元号のはじまり 今月上席夜の部は 寿・真打昇進披露興行
  5月上席(かみせき・1日~10日)夜は落語芸術協会の瀧川鯉斗、三遊亭藍馬、立川吉幸の真打披露興行。新真打のプロフィールを紹介。
<瀧川鯉斗ーたきがわ・こいと>05年3月鯉昇に入門、鯉斗、09年4月二ツ目、19年5月鯉斗のまま真打昇進。名古屋市出身。主任をつとめる日(以下同)は、初日、4日、7日、10日。
<三遊亭藍馬ーさんゆうてい・あいば>03年3月橘ノ円(まどか)に入門、美香、09年4月二ツ目で双葉。14年5月師匠没後は圓馬門下、19年5月真打で藍馬と改名。東京生まれ、2日、5日、8日。
<立川吉幸ーたてかわ・きっこう>97年9月入門、05年8月談幸門下で吉幸、19年5月真打。15年に落語立川流から落語芸術協会へ移る際には前座も経験。千葉勝浦市生まれ、3日、6日、9日。
圓歌の襲名披露、十日間にぎやかに華やかに
 歌之介改め四代目三遊亭圓歌の襲名披露は先月上席夜に行われた。柳亭市馬(落語協会会長)、鈴々舎馬風(最高顧問)、一門の総領歌司らによる口上には客席も大爆笑。また、披露八日目の4月8日が四代目の満60歳の誕生日でお祝いに花をそえた。
真打名も決まる 秋に落語協会4名
 さん生門下柳家わさび、さん喬門下柳家喬の字、左橋門下初音家左吉、権太楼門下の柳家ほたるの4名、真打名はわさび以外は改める。喬の字は柳家小志ん、左吉は古今亭ぎん志、ほたるは柳家権之助と名のる。当席は10月上席夜に真打昇進披露。
真打歴まもなく40年 3月に三師匠逝く
 落語協会の蝶花楼馬楽が3月13日71歳没。金原亭馬好は3月19日70歳で没。落語芸術協会三遊亭金遊は3月24日69歳没。馬楽は69年先代、五代目馬楽門下、楽がん、花蝶を経て83年真打。91年9月に六代目馬楽を継いだ。馬好は63年先代馬の助門下、仔馬、馬太呂から79年9月真打五代目馬好を襲名。金遊は70先代圓遊門下、楽遊、金遊から85年に真打。直弟子に金の助と金かん。

先月、落語協会は2020年3月に真打昇進者5名を決定。三遊亭たん丈(師匠は円丈)、春風亭一左(一朝)、三遊亭歌太郎(歌武蔵)、柳亭市楽(市馬)、三遊亭歌扇(歌司)の5名
5月26日(日)に<芸協らくごまつり>が西新宿6丁目の芸能花伝舎で午前10時より開催。落語芸術協会所属芸人のファン感謝デー。
落語芸術協会は桂歌丸前会長のあと、副会長の三遊亭小遊三が現在会長を兼務中。しかし会長就任は固辞して次の会長に春風亭昇太を推薦。来月新会長が決まりそう。
同じく落語芸術協会は9月に柳亭小痴楽が真打に真打に昇進。昇進披露は9月下席の当席からはじまり、浅草演芸ホール、池袋演芸場、国立演芸場の順で進行。
また、来年2月には講談の神田松之丞が真打に昇進。披露は2020年2月中席の当席から、小痴楽と同じ順で行われる。
上方落語協会では3月に、笑福亭鶴瓶が平成30年度芸術選奨文部科学大臣賞。同月12月には、きん枝改め四代目桂小文枝の襲名披露公演がなんばグランド花月で行われた。小文枝の名跡は27年ぶり。
寄席の魅力をイラストで紹介の本「ぶらりと寄席に行ってみよう」(東京かわら版編集長佐藤友美著、辰巳出版)当席売店(1400円+税)で発売中。寄席楽しみ方をガイド。
馬好、馬楽、金遊、昭和の時代の真打昇進者が3月に亡くなった
馬好は漫画家を志し、あのトキワ荘の先輩女流漫画家をゲストに落語会も企画していたよ
馬好は漫画家を志し、あのトキワ荘にいた事もある
落語は志ん生に憧れて
トキワ荘と志ん生、現代にも通じるキーワードだよ
一昨年に協会の黒門亭や紀伊国屋に出演して、久々に寄席へも、という時だったのに
馬楽は2月に国立演芸場と横浜にぎわい座で鹿芝居に出演していた
鹿芝居ははなし家仲間でする芝居、はなし家から、鹿の文字を借りた所がいい
二代目馬楽は文人たちから愛され、三代目馬楽は先々代小さんが、四代目は正蔵、のちの彦六も名のった事がある、馬楽は大看板だよ
”長屋の花見”は馬楽代々の芸、亡くなった馬楽の一席も客は大満足だったよ
驚いたのは金遊だよ
直弟子金の助の二ツ目昇進お祝い公演の翌朝に岡山で急死
歌手フランク永井の大ファンでネ
”有楽町であいましょう”の
三師匠、ともに平成のトリをつとめる様に亡くなった
”令和に決まったよ”に”そうか、ありがとう”の声が聞こえてくるようだネ

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