今月、真打昇進 落語協会の5名 当席は来月上席夜に披露
 一般社団法人落語協会(会長・柳亭市馬)に5人の新真打が今月誕生する。当末広亭での真打披露興行は4月上席(1日~10日)夜の部。
 新真打はそれぞれ2日間の主任と、真打昇進の口上を披露する。

 [寿・新真打の略歴]
○林家ひろ木
 02年4月木久扇(当時木久蔵)に入門、ひろ木、05年11月二ツ目、前座から真打までひろ木の名を通す。本名沖上比呂志、広島県出身。三味線曲弾きが得意。<主任の日は、5日(水)と9日(日)、以下同>
○春風亭三朝
 02年5月一朝に入門、朝也、05年11月二ツ目、真打で三朝(さんちょう)。大分県豊後大野市出身は柳亭市馬と同じ。<2日(日)と7日(金)>

○柳家小八
 02年12月喜多八に入門、小たま、06年5月二ツ目で、ろべえ、16年5月17日に喜多八没、小三治門下へ、真打で師匠喜多八の前名小八(こはち)。広島県福山市出身。<1日(土)と4日(火)>
○三遊亭ときん
 03年4月金時に入門、時松、06年5月二ツ目、前座で、ときん、東京都出身。東京農業大学農学部農業経済学科を卒業。<6日(木)と10日(月)>
○鈴々舎馬るこ
 03年5月馬風に入門、馬るこ(まるこ)、06年5月二ツ目、真打も改名せず。文化放送・くにまるジャパンきわみではレポーター。山口県防府市出身。<3日(月)と8日(土)>
5月上席夜は落語芸術協会 桃之助、和光の真打昇進披露興行
 公益社団法人落語芸術協会(会長・桂歌丸)は5月に、昔昔亭桃之助、笑福亭和光の2名が真打に昇進。披露は5月上席夜の部当末広亭からはじまり、桃之助は1,3,5,7,9日の奇数日、和光は偶数日に主任をつとめる。
 和光は02年7月鶴光に入門し和光、07年4月二ツ目。両名ともに改名なく真打に昇進する。
 春は7名が真打に昇進するが、秋は襲名で懐かしい名跡が復活する。<桂小南>は21年、<桂三木助>は16年ぶり。小南は先代直弟子小南治が、三木助は先々代の孫、先代の甥の三木男が襲名。。
 江戸家小猫はまだ8年の芸歴も堂々たる高座。今月21日は父猫八の一周忌。落語でも活躍の俳優風間杜夫と故猫八は玉川学園時代の学友。小猫は[権太楼・風間杜夫二人会](7月8日、板橋区文化会館昼公演)に特別出演する。
 今年、発足30周年の<らくご卓球クラブ>の新春初打ち会に、林家こん平が出席。笑点メンバーも駆けつけるなか軽快なラリーを披露した。
 桂文枝上方落語協会会長の師匠先代・五代目文枝は05年3月12日、74歳で没。前後して9日に桂文紅(四代目文団治門下、73歳)、29日に林家染語楼長男、鳴物も得意、54歳)、また11月28日には桂吉朝(米朝門下の逸材、50歳)も亡くなっている。今年が13回忌。 今月17日が彼岸の入り。23日が彼岸明け。
 紙切り・林家正楽の昨年、2016年の<寄席のお客さまからの注文ベスト10>を発表。なお、数字は注文枚数です。①五郎丸42、②宝船36、③藤娘34、④ひなまつり30、⑤こいのぼり26、⑥正楽25、⑦お花見、酉の市各24、⑧ゴジラ23、⑨花火、土俵入り各22。
江戸の小噺に、”借りた羽織を<七>に置くよ”というのがあるだろう
貸した男は、”ヒドイ奴だオレの羽織を<質>に置くなんて”と怒る
<七>は質でなく棚、七夕のタナのつもりで借りた男は書置きをしていた
必ず笑ってしまう小噺
♪3月桜の咲くころにゃ、カエルやヘビが顔を出す。ボクはオーバーを肩にかけ、カドの質屋に顔を出す。というコミックソングがあったよ
民法開局のころの唄だネ
寄席の唄のタイトルで売った春風亭枝雀師匠の都々逸に、♪医者の書生さんが蚊帳(かや)質に置き、科学と理学で苦労する。という文句があった
科学は蚊が喰う、理学は利が喰う、こちらは明治、大正のころの都々逸
<七>はやはり<質>と思うのが当然だよ
<七>を<タナ>と読む人は、まず、いないよ
そのほか、<七>で連想するのはラッキーセブン
あと、浮かぶのは、七並べがある
そうだ!!トランプだ
トランプといえば大統領
おやおや、江戸小噺から大統領を連想するとは
トランプさんも、羽織と一緒にタナに上げられた

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