新年おめでとうございます 本年もご愛顧をよろしくお願い申し上げます
 おかげさまで当新宿末広亭も創業72年目の春をむかえることになります。
 本年も元旦より12月29日まで無休です。興行は落語芸術協会と落語協会、両協会が10日間ごと交互に公演。本年もよろしくお願い申し上げます。
1月3日はNHK生中継「初笑い東西寄席」
 新春の寄席番組「初笑い東西寄席」は、1月3日にNHK総合で午後1時5分より5時の放送。当席からの生中継は3時40分頃から。昇太、ナイツ、山上兄弟の出演。
奇数月の上席・下席 偶数月の中席は落語芸術協会
 落語芸術協会は1930年(昭和5年)10月に日本芸術協会として発足。旗上げの公演は当末広亭(経営者は現在とは別)でも行われた。初代会長は先々代・六代目春風亭柳橋、副会長は柳家金語楼。77年(昭和52年) に名称を、落語芸術協会に変更、現在は公益社団法人落語芸術協会。会長は柳橋を初代に、先代・五代目古今亭今輔、桂米丸、先代・十代目桂文治、そして現在の桂歌丸。
偶数月の上席・下席 奇数月の中席は落語協会
 落語協会の発足は大賞10年代とされるが、その後は分裂をくり返し、現体制は1939年(昭和14年)に講談の一龍斎貞山が会長になってからとされる。落語協会会長に講談師が就任した。昭和50年代には先代三遊亭圓楽一門と立川談志 一門が退会している。平成に入ってからの会長は、先代・柳家小さん、昨年4月23日に亡くなった三代目三遊亭圓歌、鈴々舎馬風、柳家小三治、現会長の柳亭市馬。今年秋に5名が真打に昇進で、同協会の真打は208名。新真打は芸人・寄席集め をごらん下さい。
60年前と現在 両協会の芸人数は
落語 色物 おはやし
1958年(昭和33年) 107  67 14
2018年(平成30年) 446 130 24
深夜寄席、今年も二ツ目ががんばります!
 毎週土曜、夜の9時30分より開演の深夜寄席。毎回、4人の二ツ目噺家が共演。木戸銭千円です。
 落語協会は本年秋に5名が真打に昇進する。志ん駒門下古今亭駒次、さん喬門下柳家さん若(じゃく)、花緑門下柳家花ん謝、正蔵門下の林家たこ平、菊千代門下の古今亭ちよりん。当席は10月上席夜の部に昇進披露。
 笑点メンバーにはイヌ年が2人。70年(昭和45年)生まれの林家三平と46年(昭和21年)生まれの三遊亭好楽。最年長林家木久扇は昨年10月で満80歳。傘寿のお祝いにめでたい風呂敷を配布。
 NHK新人落語大賞で見事大賞を受賞した三遊亭歌太郎もイヌで82年(昭和57年)生まれ。1月3日の「初笑い東西寄席」ではNHKの局から一席。同年生まれで毎週日曜の午後1時5分からのNHK「ラジオ日曜バラエティ 」に出演中の三遊亭わん丈も芸名通りのイヌ年。わん丈の師匠円丈は愛犬家で狛犬の研究家としても広く知られている。
 朝のテレビ小説「わろてんか」で、関西、上方の寄席がクローズアップされているが、東京も今年は寄席誕生220年。江戸は寛政10年 (1798年)で、寄席誕生二百年の1998年(平成10年)には、東上野の下谷神社に、五代目小さんの揮毫で<寄席発祥の地>の石碑が建てられた。誕生222年は再来年の2020年で新・元号2年。<2>づくしの年となる。
 寄席のおみやげに、おじいちゃんから、お子様まで楽しく学ぶ、「マンガ・落語教室」をそうぞ。著者ウノ・カマキリのサイン入りで定価1080円、売店で発売中。
今年は平成30年、この話は昭和30年頃の話
まだ生まれてない人も我慢してお付き合い下さい
高校のクラス仲間と、首はえり巻き、手には手袋、どうして顔だけは防寒しなくてもいいのか話題に
有名な進学校なのに、実にくだらない話題だな
その夜、ラジオで年寄りらしい声の人が喋ってる
勉強しながらラジオで落語好きになった人は多いよ
冬の日に裸で歩いている、寒くないですか?と聞いたら、ナーニからだ中を顔だと思えばいい
その声は志ん生だな
翌朝、この話をしたら、仲間はみんな大笑い
さすが秀才ぞろい、バカバカしい話にも反応がいい
志ん生は小咄も天下一品
蟹は横に歩くのに、この蟹は縦にあるいているネ、蟹が酔ってるもんですから。この小咄は志ん生でないと・・・
志ん生宅に珍しく長男馬生、次男志ん朝がそろった
話は仕事の事になるな
志ん生が”この小咄はAの落語の時の枕、Bの落語でも使う人がいるからダメだッ”
師匠の教えは守らないと
すると馬生が、”親父ッ、この前、Bの落語でもやっていたじゃないか”、困った志ん生が、”ウーン、オレはいいんだよ”
夢のような昭和のお話だ

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