今月下席夜の部 柳亭小痴楽真打昇進興行
 落語芸術協会の柳亭小痴楽が真打に昇進。披露興行は9月下席(しもせき21日~30日)夜の部の当席からはじまり、浅草演芸ホール、池袋演芸場、国立劇場演芸場の順で行われる。
 小痴楽の父親は五代目柳亭痴楽で09年9月7日57歳で亡くなっている。同協会単独で真打昇進は04年5月の桂米福以来のこと。また、今年就任した春風亭昇太会長、春風亭柳橋副会長のもとでのはじめての真打披露となる。
来月上席夜は落語協会わさび、小志ん、ぎん志、権之助真打披露興行
 当席、10月上席(かみせき・1日~10日)夜の部は、さん生門下柳家わさび、さん喬門下喬の字改め柳家小志ん、初音家左橋門下左吉改め、古今亭ぎん志、権太楼門下のほたる改め柳家権之助の真打昇進披露。新真打それぞれが主任をつとめる日は、わさび(4日、10日)、小志ん(2日、5日)、ぎん志(1日、6日、9日)、権之助(3日、7日、10日)。
来年秋に、五代目の三遊亭金馬が誕生 現・四代目金馬は隠居名金翁を名のる


 落語協会の現・四代目金馬が弟子の息子の三遊亭金時に金馬の大名跡を譲り、みずからは金翁(きんおう)を名のることを決めた。金馬父子の襲名披露は来年9月、当席は2020年10月上席に行われる。

講談の神田松鯉が人間国宝に

日本講談協会名誉会長で、落語芸術協会参与でもある講釈師神田松鯉が7月に無形文化財保持者、いわゆる人間国宝に認定された。講談界では一龍斎貞水につづく二人目の人間国宝。
松鯉は舞台俳優を経て、1970年先代・二代目神田山陽に入門。陽之助、小山陽から92年3月松鯉を襲名した。。多様な演目で機微をくみ取った表現に定評があり、当席7月上席に<松鯉怪談噺>、12月上席は<義士伝連続十日間>の口演と、いずれも当席の恒例興行となっている。
来年秋に金馬を金時(金馬の次男)に譲り、金翁となる現・四代目金馬は満90歳。小金馬時代NHKテレビ「お笑い三人組」が懐かしい。三人組の江戸家猫八は01年80歳で、一龍齋貞鳳は16年90歳で亡くなっている。
今月8日(日)に落語協会<2019・謝楽祭>が湯島天満宮で10時より15時まで。落語芸術協会<落語まつり>(新宿芸能花伝舎)は今年から5月開催、来年は5月24日(日)が予定されている。
林家正蔵の長男で二ツ目の林家たま平がTBS系「ノーサイド・ゲーム」にラグビーチーム「明日トロス」の選手として出演中。たま平は中学、高校とラグビー部に所属。9月20日は祖父初代三平の命日(80年54歳没)でもある。
今月上席夜の部主任は三笑亭可龍。当席トリをつとめるのは昼夜を通して真打昇進の2010年5月以降初めて。可龍は東京都府中市に生まれ、古典落語に真っ向から勝負。
漫才協会の第26代真打で浅草芸能大賞新人賞も受賞の漫才のホンキートンクが7月31日をもって私事が因で解散。残念がる寄席ファン大勢。
人気兄弟曲芸で活躍した海老一染之助・染太郎。一昨年12月83歳で亡くなった染之助の未亡人は夫の遺品が手つかずのまま(兄の染太郎は02年70歳で没)。染之助と親しかった木久翁は未亡人から相談を受け、傘や鞠(まり)は国立演芸場へ寄付。役職が落語協会相談役の木久翁、”やっと相談を受けました”
ラグビーのボールを、明治生まれの噺家は、”あれはまるでラッキョウの大親分の形をしてますな”って
昔の噺家は発想が面白い、ボウリングを舞台の花道みたいな処を玉をころがして徳利倒してよろこんでるって
その徳利を倒すから”まるで飲み屋の喧嘩だ”には腹をかかえて笑ったよ
ラッキョウの大親分は今の金馬の師匠・三代目金馬、日本中に落語をひろめた人だネ
来年秋に現金馬の子息が五代目金馬を襲名する
めでたいめでたい
名跡の生前贈与は木久扇・木久蔵の前例がある
前例があるからこそスムーズに行った
名跡の生前贈与は小朝の発案と聞いたけど、さすが小朝ならではのアイデアだ
何十年経過しても、なかなか継がない大名跡もあるというのに
先代が亡くなって早目に継いできた名跡<春風亭柳橋>がある
いまの柳橋は八代目。六代目は落語芸術協会の初代会長
ところが五代目までは、<麗々亭柳橋>だったんだよ。大正12年9月1日没、それがもとで麗々亭から春風亭になった
関東大震災が今でも影響をおよぼしているってことだネ

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